第2回子ども笑顔基金プロジェクト報告
私たちの生活にコロナ禍は大きな影響を与え、格差貧困が広がっています。この状況を受け、組合員同士の助け合いの力を子どもたちの未来を守る取組につなげていこうと、2021年3月末から【子ども笑顔基金プロジェクト】が始まりました。
このプロジェクトは、組合員の皆さんに「獲得したコープ自然派のポイントを寄付」していただき、そのポイントを対象となる組合員が受け取り、安心な食べ物を利用するために使うことができるという取組です。
組合員の皆さん、子ども笑顔基金プロジェクトにご協力よろしくお願いします。
☆2021/12/31までの寄付残高:622584.9ポイント
徳島:213589.8ポイント
香川:130496.7ポイント
高知:119795.1ポイント
愛媛:158703.3ポイント
徳島センター
第3回目の寄付団体は、「地域に子どもの居場所をグループ・わいわい」です。毎週土曜日開催のフードパントリーに寄付商品のお菓子をお持ちしました。
フードパントリーは、農家・パン屋・スーパー等から寄付された米・野菜・パン・レトルト食品などの食材とお弁当を配ります。生協からのお菓子は子どもさんのみにお渡ししました。
取りに来られる方の中には、高齢者やひとり親世帯の方もいますが、「困った時はお互いさま」をモットーに幅広く活動されています。毎週土曜日にフードパントリー、月曜日にリサイクル回収、火曜日におかず宅配、日曜日に学習支援(コロナでお休み中)を開催しており、学生ボランティアも協力してくれています。
今後も子どもたちのために活動をされている団体と繋がり、支援の輪を拡げていくためにポイント寄付のご協力をお願いします。
なると子ども食堂「わくわくキッチン」さんに、有機じゃがいもとたまねぎ各5kg、有機にんじん3kg、ミニトマト150g 4袋を寄付しました。
毎月1回学生ボランティアさんなどの協力を得て、昼食(お弁当)の提供や子どもの居場所づくりのため、卓球教室などを開催されています。
12月はクリスマスのお楽しみ会として、ポケモンのツリー作りやくじ引きをし、100人を超えての参加があり、市外からの参加や問い合わせもあってうれしい悲鳴でした。
寄付した食材は早速「クリームシチューとセルフサンド」に使っていただき、スタッフの方々からお礼の言葉を頂きました。
組合員さんからのあたたかい、子ども笑顔基金への取り組みが地域の子どもたちの笑顔につながっていることが実感できました。
オリーブセンター(香川)
2021年12月2日NPO法人子どもたちの未来を応援するオアシス丸亀さんへ応援品をお渡ししてきました。
代表の梶さんから「コープ自然派さんの商品を頂けて本当にありがたいです。みなさんが喜びます」という言葉をいただきました。オアシス丸亀さんは丸亀市にあり、21年9月に運営を開始し、“捨てられてしまう食品などを「もったいない」から「ありがとう」へ”をモットーに、フードバンクを主とした団体です。現在はひとり親世帯の家庭を中心にスーパーなどから寄付いただいた食品を週一程度、登録した各家庭に配布しています。
ゆくゆくは、登録がなくても誰でもいつでも自由に食品を取りにくることができる「コミュニティーパントリー」に発展させていきたいそうです。
こうちセンター
2022年1月24日、香美市の「おすそわけ食堂まど」へ寄付商品をお渡ししました。
まどは規格外や売れ残りなどを理由に廃棄される食材や有志の方からのおすそわけ食材を使って家庭料理を提供している食堂です。
小・中学生がお友達同士で気軽にお昼ごはんを食べに来たり、夏休みにはお店のお手伝い、メニュー表や新聞を書いたりと地域の子どもたちの居場所にもなっています。
店主の陶山さんは、昨年に大学(農学部)を卒業したばかりの若手女性。
里山の風景を大切にしたいとの想いから、地域の人たちとの交流や学びの拠点、
親子の健やかな生活応援、地元農家の応援といった地域循環をテーマに、誰もがいつでもアクセスできる場所作りをされています。
寄付商品は、自然派Styleを中心とした「さしすせそ」の調味料をお渡ししました。
えひめセンター
今はコロナの状況もあり、定員が16人に制限されていますが(会場の規定)、新玉小学校にチラシを入れると80人もの応募があるそうです。生活困窮者にターゲットを絞るのはいろいろな意味で難しく、のびのび学べる子どもお料理教室のような内容になっているそう。
材料のほぼすべて、コープ自然派の商品を使っていて、代表の池田美恵さんはコープ自然派えひめセンター設立当初からの組合員さん(現松山市議会議員)で、「食の大事さ、考え方、大事なことは当時の自然派の組合員さんから教わった。自分の原点はコープ自然派で培われてできたと思う」言われていました。
材料や、楽しくお料理すること、美味しいことなど、大事なことに手を抜かない姿勢に感心しました。
子どもキッチン開催において、会場費等は補助金で賄えますが、食材は寄付やメンバーたちが出し合っていて、参加費は無料で続けておられます。
子ども笑顔基金の形がどうなっていくのかはまだ、見えてきませんが、本当に必要な子どもたちを探すのはプライバシーの問題もあり、課題です。
寄付の方法
組合員さんが保有しているポイントを寄付できるだけでなく、現金チャージとして100円で100ポイントを寄付することもできます。