組合員活動報告
【こうち】2019.5.6三田茂医師講演会 開催報告
2019.5.6
くらす委員会
三田 茂 医師 講演会 開催報告
5月6日、かるぽーと小ホールにて、「みたせんせいのつたえ ひろげたいおなはし 三田茂医師講演会」を開催しました。
参加者は約100名で、若い赤ちゃん連れのご夫婦が目立ちました。
お話の前半は、主に東北を中心とした全国の放射能汚染状況についてでした。今現在も、原子力緊急事態宣言が出されたまま続いており、先生が移住前に医院をされていた小平市周辺も、放射能の影響で東京の東側を筆頭に、空気や水や土壌が汚染されているということでした。
後半は、具体的にどういった症状が、どのような年齢層に現れているのか、先生ご自身が集めたデータをもとに教えてくださいました。
甲状腺癌は子どもだけでなく、大人もたくさん患っているから検査をしたほうがよいそうです。
原発事故後、たくさんの大人の患者さんに、免疫抵抗力の低下あるいは暴走、自律神経、ホルモンの異常などが多発して見られ、生活にも困難をきたすようになっている状態を、三田先生は「能力減退症」と名付け、「これは新ヒバクシャである」とのレポートを発表されました。
アンケートには、
・高知が意外と汚染されていることに驚きました。目に見えない放射能は怖いです。まずは日々の生活を見直したいと思います。
・実際に多くの患者さんの容体を診ていらっしゃる体験でのお話だったので貴重ですし、大変納得のいくお話でした。これからも多くの臨床体験からの知見を伺いたいと思います。
など、多くの声が寄せられました。
同時開催された、子どもたちのための「春のえんにち」では、自然派のお菓子釣りや、小学低学年でもよくわかる原発事故のお話し会で、楽しく学べたようでした。