組合員活動報告

【オリーブ】2019.7.25(木)かめびし工場見学

2019.7.25

 2019年7月25日(木)夏休み親子企画「かめびしさんでlet’sマイしょうゆ作り」が開催され、東かがわ市引田にある株式会社 かめびしへ見学に行ってきました。この日はとてもムシ暑く、かめびしさんの敷地に足を踏み入れた途端「ふわ?ん」と何かが発酵したような匂いが鼻をかすめました。その匂いの正体は後で判明します!まず始めに「むしろ麹製法」についてのDVDを鑑賞し、しっかりと知識を備えます。その後、実際に築200年を超えるもろみ蔵を見学しました。蔵にはいくつもの杉桶が並び、その中には39年経過した桶もありました。そして、その桶の上層部には分厚いもろみの層ができ実際に子どもが乗ってもびくともしませんでした!また、その蔵の壁や柱や天井のいたるところに菌・菌・菌と230種類もの酵母菌が棲み着いていました。この菌たちが本当に大事でこれらの菌がいなければ「かめびし」のお醤油はできないそうです。そして、最初に嗅いだあの発酵したような匂いはもろみ蔵の酵母菌たちの匂いだったのです。次にいよいよマイしょうゆ作りです。かめびしさんこだわりのお醤油4種類を自分好みにブレンドしていきます。みなさん、味見をしながら「これだっ!」というベストな世界にひとつだけのマイしょうゆができました。質疑応答では、かめびし工場長 谷口さんは私たちのどんな素朴な質問にも丁寧にそして熱くお答えくださり、その表現からお仕事に対する情熱を強く感じました。「むしろ麹製法」は全て口頭伝承で、経験と感覚で味と技を受け継いでいくそうです。その厳しさのため職人さんのなり手が少ないそうです。そんな貴重なお醤油を手に入れることができ私たちは感謝の気持ちでいっぱいでした。見て、感じ、学び、実践し、大変実りある企画でした。
                <参加者の方の感想>
・しょうゆがたくさんの時間をかけて作るのにびっくりしました。とても楽しかったです。
・いろいろなきんやびせいぶつの力を借りてしょうゆを作っていることが分かりました。

※むしろ麹製法とは、わらを編んだ敷物「むしろ」で麹を仕込む製法。日本で唯一の製法であり、

 約250年間伝統を守り続けています。原材料は国産大豆、国産小麦を使用しています。