組合員活動報告
【オリーブ】「幸せに生きるってなんだろう。あなたはあなたのままでいい〜 谷口たかひさお話会(自己肯定感)」イベント報告
2021.12.16
7月31日、マルタスにおいて「〜幸せに生きるってなんだろう。あなたはあなたのままでいい〜谷口たかひさお話会(自己肯定感)」を開催しました。
新型コロナウイルス感染症対策のため人数制限し、当日はお子さまを含め57名の方にご参加いただきました。
谷口さんは大学生の時に起業して資金を貯めイギリスに留学、その後ドイツでIT関連の会社を立ち上げました。
その時、気候危機対策を求める子どもたちのデモ行進に参加したことがきっかけで、気候危機の深刻さに気づきます。
そして環境活動家になった谷口さんは、日本の人々に気候危機の事実を伝えるため2019年から一時帰国し、小中学校を中心に全国で講演活動をされています。
その中で、日本の子どもたちの自己肯定感の低さに危機感を覚えたと言います。「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由」であるはずなのに、多くの子どもが「言われたこと以外はしてはいけない」と思っているのです。
それは世界から見ると異常なことなのだそうです。 日本では「義務」は教えるが「権利」は教えない。身につまされる言葉です。
義務ばかり教え続けられると、頭の中は「しなければならないこと」と「してはならないこと」でいっぱいになり、幸せを感じられなくなるといいます。
そしてそれは私たち母親も同じ。まず私たち自身がありのままの自分を肯定し、自由になることが大切なのだと教わりました。 今、私たちが直面している「気候変動」という未曾有の危機は、「自分と自分以外の命に対する優しさ」なくしては解決できない問題です。
最も被害を受けるのは、貧しい国の人々と私たちの子や孫といった未来の世代です。
他の命を思いやるゆとりを持つために、自らの「自由と権利」を認め、本当に大切なものを大切にして明るく生きていきたいと思います。
<参加者のアンケートより>
・気候変動により、ここまで世界の環境災害が起きていることを知り、思いやりの心で少しずつ行動を起こしていきたいと思いました。
・職業「お母さん」のところで涙がこぼれました。最近子育てのことで悩んでいたせいか、自分の子どもの顔が ちらちらと思い浮かびま
した。今日はまた違ったところでお話が心に響きました。
・谷口さんを呼んでくださり、本当にありがとうございました。この話を、小学校や中学校で実施してほしいです。