組合員活動報告

【こうち】新型コロナワクチン 打っても大丈夫?天笠啓祐さん講演会

2021.3.24

2/23(火・祝)@高知市立自由民権記念館

-講演会会場は定員いっぱいの65人、ZOOMオンラインライブでの参加は、四国内外から100人を超える申し込みがあり、多くの方々の関心の高さがうかがえました。―

これまでのワクチンは、基礎研究、動物実験、臨床実験で、10年ほどの歳月をかけて開発し、弱毒化したものや死んだウイルスを使って作ったものでしたが、いま、世界で作られている新型コロナワクチンの多くは、遺伝子組み換え技術を使い、遺伝子を人工合成したものを接種し、体内で抗原を作らせるものです。半年ほどで開発されたため、臨床実験は段階を踏んでおらず、安全性が軽視され「人体実験そのもの」で、最先端医療技術での人体実験を禁じた「ヘルシンキ宣言」にも反するとのことでした。それらワクチンは、接種すれば人間の遺伝子操作であり、大規模な人権侵害にあたるそうです。

 講演会ではこの遺伝子組み換え技術を、すでに身近に入り込んでいる食品などから学びました。遺伝子組み換え技術は、遺伝子をほかの生命体に組み入れることです。除草剤に強い菜種、殺虫成分をもつトウモロコシやコットンなどが作られています。日本でも除草剤に強いイネが開発されています。また、2倍のスピードで成長する鮭や肉厚なマダイ、クラゲの遺伝子を組み込んだ光る猫も印象的でした。生命はバランスで成り立っており、内部において各部位が独立し存在することはなく、また外部においても、環境に適応するため遺伝子の活性や抑制が行われています。遺伝子組み換え技術によりかき乱された「(複雑な)生命ネットワーク」は、世代を超え受け継がれていく可能性が大きいとのことでした。

新型コロナワクチンは、従来のワクチンメーカーではなく、巨大多国籍企業がバイテクベンチャーと組 んで開発し、かつてないほどの巨額の利益が生まれています。現代社会は、たくさんの抗菌グッズや除 菌剤の販売促進をし、官民挙げてワクチンや抗ウイルス剤の開発を進め、ウイルスや細菌等の微生物敵 視政策により、結果、人々のもつ病原微生物への抵抗力を奪ってきました。新型コロナウイルスに関しては、現在、日本における死亡率はインフルエンザと比べても低く、ワクチンによる影響のほうが感染症自体より悪影響をもたらす可能性があるとのことです。また、参加者からの質問で、学校等での子どもの長時間マスク着用を心配する声には、「(マスクの着用は)必要ない」とおっしゃっていました。

たくさんのアンケートの中でも一番多かったのが、この講演会の内容をたくさんの人、まずは身近な家 族から伝えたい、というものでした。身近に情報を得られるテレビや新聞などのマスメディアからは、十分に知りたいことは報道されず、ネットではたくさんの情報が得られるものの、大切なことが抜け落ちていることもあり、現在、漠然とした不安を多くの人々が感じているのではないでしょうか。今回、道しるべとなるような貴重なお話を専門家の視点からお聞きすることができ、参加者それぞれが判断するための良い機会になったと思います