組合員活動報告
【徳島】醗酵を感じる藍染をしてみよう!
8月4日海部町のHi-COLOR handworksさんの工房で、工房の庄司拓也さんに教わりながら藍染のイベントを開催しました。
庄司さんは徹底的にノンケミカルにこだわっています。
藍畑は農薬不使用なのはもちろん、ぼかし肥料(※1)の原料も無農薬の米ぬかを使い手作りされています。
すくもを染料にする際には苛性ソーダは使わず木灰を使い、安定剤に使われることが多いハイドロサルファイトも使用されません。
皆さんもご存知のとおり、藍染めのすくもは醗酵しています。
醗酵している=菌が生きている状態です。
空気の送り方や温度・pH・糖分を管理することで染料の安定を保ち、着る人にも環境にも一切ストレスを与えない
「循環する藍染」を実践しています。
山奥にある工房は排水が直接清流に流れます。
しかしすぐ下の川では鮎やアマゴが育ち、こどもが川トビケラを餌にして釣りや水遊びを楽しんでいます。
イベント当日はテナガエビもたくさん捕れました。
排水も循環の一部となり、豊かな命の巡りを感じることができる秘境の体験でした。
※1 ぼかし肥料…米ぬかなどいくつかの有機物を混ぜ合わせて醗酵させた肥料。