【えひめ】 「2022年7月10日投票日　参議院選は誰をえらぶ？」実施報告

えひめセンターくらす委員会

　参議院選が終わり、もうすぐ2ヶ月になろうとしています。選挙結果後、この国はみなさんが望んでいた方向に動いていますか？

投票日の直前に安倍晋三さんが狙撃されて亡くなり、その背景にカルトの旧統一協会を盲信する家族に虐げられた犯人の存在が見えてきました。旧統一協会は自民党や他の議員たちとの間に関係をつくり、信者から献金と称し高額なお金を巻き上げ、それを他国に送金しているようなシステムができあがっているとの報道も続いています。そして選挙が終わるのを待っていたかのような岸田首相による原発の再稼働発言に目を白黒させています。

参議院選前、愛媛県の有権者として賢い判断をするためには何を基準にするべき？と、公開質問という形をとり、結果5名の立候補予定者のうち4名の方にご回答いただき、それを組合員さんに投票前の判断の一助にしていただこうと実施しました。記述式の回答では「簡潔に」とお願いしていたものの、枠内では収まらない回答が多々ありましたので、当初予定していたA4両面2ページからA3両面4ページの原稿に変更。が、それでも全文掲載は無理だったので、QRコードからコープ自然派しこくのHPに誘導し全文を読んでいただく形になりました。

このことは組合員さんにはご不便をおかけすることになった反面、気がついた時には、組合員さんや組合員さんではない方もこのリンクを拡散してくださっていて、結果SNSを通して「さすが自然派、わかりやすいので判断しやすかった」「一覧が見やすい」とのお声も複数いただきました。

ただ、選挙を終えて思うことは「投票率の悪さ」です。愛媛では投票率48．81％で、残念なことに50％を超える方が投票していません。日本で普通選挙法ができたのは1925年ですが、そのときの条件は「25歳以上の男子のみ」。その後女性にも選挙権が与えられ、初めて男女20歳以上で普通選挙が行われたのは第二次世界大戦後の1946年になります。先人が様々な思いで手に入れた「私たちの選挙権」。未来へつないでいくためにも大事にしなくてはと思いました。

この秋には愛媛県知事選挙、松山市長選挙、そして来年の4月は愛媛県議会議員選挙と続きます。参議院選挙よりももっと身近になると思います。ぜひ投票率アゲアゲで私たちの声の届く議会運営を望みたいものです。「そうだよね」と思われるかた、ぜひご一緒に活動してみませんか？